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私が、こういう「フェロー」の立場で聴講したいのだが、と言いにいくと、どうぞ、とのことだったので、翌日も朝から出席した。
で、2日目、いきなり「では、番号!」と言われ、学生は端から1、2、3、4と声をかけていった。
あの、だから私は、と再び言うと、「構わん。入れ。君は『1』だ」と言われ、こわごわ「ワン…」と言った。
もし人数が余ればそっと抜け出して帰ろうと何度も思い、こっそり荷物をまとめていた。
が、無情にも掛け声はぴったり「4」で終わった。
つまりちょうど同人数ずつの4つのグループができたわけだ。
「きのう配った問題用紙を見て。設問は5個。今からグループで議論して、1人ずつ分担を決めて午後からここで発表。各グループ5人だから、ちょうど1人1個でパーフェクトじゃないか!」と、先生はしてやったりの笑顔である。
そのときの私の顔を見てみたかったものだ。
「おみそ」になろうという魂胆は潰えて、ひどく青ざめていたに違いない。
私は一緒のグループになった学生に申しわけなくて、最初からしおれきっていた。
リーダーは黒人の男子学生で、他は白人の女性3人。
みんなアメリカ人だった。
誰かが、「いいよ。あなたも1つ受けもって。5問目の、『報道と大統領の関係をよくするためにホワイトハウスの報道官に助言すべきこと』というのをやったら?」と言ってくれた。
みんなやさしいのでほっとし、同時に責任を感じた。
他の設問は、メディアはこの前の選挙でCとドールを平等に扱ったか?ジャーナリストは政治をたんにシニカルに批判しているといえるか?誰がリードしている、といった世論調査は選挙前に必要か?メディアの今日的役割とは?報道と「プレジデンシィ」の適切な関係とは?といったものであった。
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